事例:さくらインターネット株式会社さま


さくらインターネットでは、ビジネスの成長に伴い多くのシステムが導入されてきており、それらのシステムが持つデータを横断的に活用していくため、インフォテリア社のEAI製品「ASTERIA WARP」(※1)を導入。当社が提供する内製化サポートサービスにより、社内データ活用のノウハウを蓄積することで、同社で自立したデータ活用の基盤を醸成している。ASTERIA WARP導入の背景や内製化サポートサービスによる効果について、さくらインターネットの担当者に話を伺った。

※1 「ASTERIA WARP」は、インフォテリア株式会社が提供するEAI製品

詳細:https://www.infoteria.com/jp/  関連事例:https://www.infoteria.com/jp/warp/case/w_sakura/

複数のシステムに分散したデータを横断的に活用することに大きな課題

クラウドサービス「さくらのクラウド」、また、機械学習、データ解析等の分野で需要が高い「高火力コンピューティング」の提供を行うさくらインターネット。2016年に創業20周年を迎えた成長企業である。

同社の営業・マーケティング活動を推進するセールスマーケティング本部 営業企画室 室長 中川 幸造氏は、EAI製品「ASTERIA WARP」導入以前を次のように振り返る。

「事業戦略をつくる立場として、複数のシステムに蓄積されているデータを横断的に見ていく必要がありました。しかし、各システムからのデータ抽出や関連データの突き合わせ、実際にわかりやすく活用できる形に資料化していくことに膨大な手間と時間がかかっていました」(中川氏)

週次や月次で実施するデータ抽出や資料化の業務をタイトなスケジュールで実施する必要があることに加え、各工程は相当なデータ量があるために時間がかかり、担当するメンバーの負荷が高い状況もあったという。

EAI製品の選定時に重要視した点、それは「どれだけ寄り添ってもらえるか」ということ

EAI製品の選定時には、同社が利用していた各システムとの連携など課題解決につながる機能面はもちろんのこと、もう一つ重要視したことが「どれだけ寄り添ってもらえるか」という点であったという。

「当初ASTERIA WARPは高機能であるがゆえに操作が難しいのではないかとイメージしていましたが、運用に携わる自社メンバーと内製化サポートを提供する信興テクノミストのメンバーとの親和性の高さからもASTERIA WARP活用の可能性を感じることができました」と中川氏は語る。

実際に業務を担当している営業企画室 松下 貴美氏も「ユーザーの視点を持ってサポートをしてもらえる点が非常に嬉しいです」と話す。継続的なサポートを通し蓄積されるノウハウによって、ASTERIA WARP導入前には手間や時間がかかり断念していたデータ活用についても、現在では対応が可能になっているという。

方針を理解したサポートが生み出した効果「次につながるノウハウの蓄積」

各システムに分散しているデータを横断的に活用したいというニーズがあるのは、中川氏や松下氏の所属するセールスマーケティング本部であるため、ASTERIA WARPを自ら操作する必要があった。「ASTERIA WARPを操作するにあたり、エンジニアではない自分たちはデータの扱い方などの基礎から勉強する必要がありました」と中川氏は導入当時を振り返る。

3日間の猛勉強。基礎を学ぶことができる研修の効果は高かった

ASTERIA WARP導入当初に当社により実施した3日間の「開発教育セミナー」について、中川氏は「3日間の研修では、データを扱うための最低限の知識レベルを得るために相当勉強しました。七転八倒でした」と振り返り、続けて「エンジニアのみなさんであれば不要かもしれませんが、本来データを活用する部門である私たちが、活用するデータを自らつくりだす立場になるにあたって、その後のベースになる知識を習得できたこの研修の効果は高かったです」と語る。データを取り扱うための基本概念から学ぶことができる開発教育セミナーは、ASTERIA WARPを活用する上での土台となっている。

訪問サポートにより、社内ノウハウの蓄積を加速

実際にASTERIA WARPでの業務を担当する松下氏は「私たちユーザーの視点に合わせてサポートをしてもらえている効果は大きいです。導入当初は、データを連携する流れ(以降、「フロー」)の全体像をつくることはできても、細かい設定までを一人で実施することは難しかったですし、フローをつくることも、一人では時間がかかったり無駄なフローをつくってしまったりすることもあったと思います。データ連携のフローを構想した上でサポートに相談することができ、最適かつ再利用が可能なかたちを検討してもらえました」と話す。


訪問サポート(チケット制でのサポート)を提供する当社は、お客さまの取り組み方針に基づき、ASTERIA WARPによるデータフローの作成等直接的な作業は極力実施せず、お客さま自らで活用するためのノウハウを蓄積できるように内製化サポートを行っている。当社の役割は、フロー設計などの上流工程といった同社において未経験な領域でのサポート、ミスを未然に防ぐこと、フローの最適な作成方法の提案、作成したフローに対して活用時におけるポイント(状況に応じた修正方法など)のレクチャーの4点に集約される。

「私たちのやりたいことを理解して一緒にやってもらえている」と中川氏は話す。同社方針に基づき、実業務の中で松下氏を中心とした同社メンバーを起点として実施している訪問サポートは、当初想定していたかたちでの社内ノウハウの蓄積につながっているという。

ASTERIA WARPのさらなる活用、そして、ビジネスを共に創り上げていく役割に期待

同社の益々の成長が見込まれる2017年。「ASTERIA WARPがあるからこそ実現可能性が広がります。ASTERIA WARPの機能面とサポートを含む運用体制の両面がなかったら、既に人員を増やす必要性に直面し、実施している事業や業務の幅もせばまっていただろう」と中川氏は話す。

ビジネス成長をスピーディーにかつ強固に支えていくためには、機能面だけではなく、効率の良い、基礎からしっかりとつくられた運用体制も重要であるという。

さらに、松下氏は「ASTERIA WARPの導入前にはできなかったことができるようになっており、大きな効果を感じます。今後に向けて、未だ使ったことのないコンポーネントの可能性を知りたいです。業務に紐づいたかたちでの新たな提案があると色々な可能性につながるのではないかと思います」と話す。また、中川氏も今後ASTERIA WARPを同社戦略の中で最大限に生かしたいと考えているという。中川氏は、「ASTERIA WARPの数ある機能をすべて把握することは難しいですが、生かす方法がもっとあるだろうと考えています。事前に知っていたら、システム導入を検討する際にも違う構想を持てる可能性があると思っています。継続的なサポートを通じて、ビジネスを共に創り上げていく新たな切り口での提案にも期待したいです」と今後における当社の役割にも期待を寄せた。

さくらインターネット株式会社

業種:情報通信業

国内最大級の規模である石狩データセンターの開設など、1996年の創業以来データセンターサービスを核として、社会変革・技術革新の波を的確にとらえた事業を展開している。2015年には東証一部への上場変更を行っている。


本社所在地:大阪市中央区南本町1丁目8-14 堺筋本町ビル9F

URL: https://www.sakura.ad.jp/

セールスマーケティング本部 営業企画室 室長

中川 幸造 氏

セールスマーケティング本部 営業企画室

松下 貴美 氏

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