お客さまが困っていることは、IT によるシステム化だけでは解決できません。お客さまを大切に想い、お客さまを理解して共感する。そしてお客さまのビジネスまで共に考えていくのが当社のスタイルです。
「IT業界」と聞いた時、皆さんはどんな仕事を想像しますか? 実はIT業界には、いろいろな分類があるのです。
インターネット・Web | SNSやEC、Webメディア、Webサービスなど |
通信インフラ | 電話やネットワークなどの通信環境 |
ソフトウェア開発 | パソコンやスマホで使うソフトウェアの開発 |
ハードウェア製造 | 電子機器そのものの開発・製造 |
情報処理サービス | 行政や企業から依頼を受けてシステムを開発 |
当社の事業内容は、「情報処理サービス」と呼ばれる分野です。行政や企業などのお客さまの要望をお聞きし、その要望を叶えるシステムをつくります。このような事業を行う企業のことは「SIer(エスアイアー)」とも呼ばれます。
SIer(エスアイアー)は、システムインテグレーターの英語の頭文字をとったもので、さまざまなお客さまから依頼を受けて、お客さまの課題解決のためにシステムをつくる(設計、開発、運用)企業のことです。システムをつくるには、たくさんの人が関わるため、複数の企業と協力することもしばしば。その中でSIerは、プロジェクト全体をトータルコーディネートする役割を担っています。
国や銀行が必要とする大規模なシステムは、大手SIerが依頼を受け、開発や構築をパートナーSIerと一緒につくっていくのが一般的です。
当社は、日立グループを中心とした大手SIerからパートナーとして認定されており、これまで官公庁や自治体、医療・介護、金融など幅広い業種のシステムを数多く手掛けています。また、SIer以外のさまざまな企業のビジネスパートナーとして協業しています。
<当社のビジネスパートナー(一部抜粋)>
当社が大手SIerのようにお客さまとの窓口をもち、当社のパートナーSIer企業と一緒にシステムをつくっていくこともあります。
システムづくりというと「プログラム」をイメージする方が多いと思いますが、当社はシステムづくりの全て(設計・開発・構築・運用)を行うことができます。それぞれどんなことをするのかを、システムづくりの流れにそってご紹介します。
主に「システムエンジニア」と呼ばれる職種のお仕事です。お客さまが困っていることや要望を聞き、それを解決するために何が必要かを考え、これからつくるシステムに求められることを決めていきます。システムづくりの要ともいえる「要件定義」といわれるものです。
システムに求められるものが決まれば、それを既にあるシステムやソフトウェアを使って構築するのか、それとも新しく開発する必要があるのかを考える、つまりシステムの「設計」を行います。それ以外にも、システムそのものをどこで動作させるかなども考えて設計しなければなりません。それぞれ、以下の職種が活躍します。
インフラエンジニア | システムそのものが動く場所をつくる「サーバーエンジニア」や、たくさんの通信に耐えられる環境をつくる「ネットワークエンジニア」など、システムの「基盤(インフラストラクチャー)」をつくる専門家です。 仕事の内容は、設計・構築・テストとなります。 |
開発エンジニア | 構築だけでシステムが実現できない場合は、ない機能をつくる必要があります。その機能をつくるのが開発エンジニアです。 仕事の内容は、設計・プログラミング・テストとなります。 |
システムはつくって終わりではありません。システムの一部を、人に頼っている場合もあります。そうしたシステムの運用を専門とする「オペレーションエンジニア」という職種もあります。
また、システムが動く場所であるサーバーやネットワークに障害が発生することもあります。そうした場合には、インフラエンジニアや開発エンジニアが、システム保守としてトラブルの復旧作業を行います。
大手SIerのパートナーとしてシステムづくりをする場合には、その大手SIerの職場で働くこともあります。勤務先は東京・神奈川近郊であることがほとんどです。当社がお客さまの窓口になる場合は、東京都品川の自社が勤務先になる場合もあります。
どちらの場合も、在宅勤務ができる環境が整っていれば、在宅勤務になる場合があります。
当社は企業さま向けの受託開発が主なのですが、「新たな分野に挑戦したい」という想いから自社製品やサービスの開発にも取り組んでいます。そんな想いから生まれたサービスの一つが「fusetter」です。
最近では、fusetterをきっかけに入社してくれる方も増えてきました。サービスの運営は、当時の会社としても経験のないことでしたが、社員がアイデアを出し合い、創意工夫を凝らして挑戦してきたことが良い結果につながっています。
1930年に商社としてスタートした当社が、製造業を経て、まったく未経験のIT業界へ参入したように、創業当時から大切にしている「未経験のことでも恐れずチャレンジする」精神を忘れず、これからもユーザーの皆さまに楽しんでいただけるサービスの運営に取り組んでいきます。
当社の研修は普通のIT企業とは少し変わっています。それは「技術」だけでなく、社会人としての「自律」を促す当社独自の研修であること。
私たちはIT企業ですが、お客さまが抱えている本当の悩みはITだけで解決できるものではありません。だからこそお客さまに寄り添い共感し、お客さまと一緒に考えることを大切にしています。そのためには、受け身の姿勢ではなく自ら考え行動する「自律」が欠かせません。
新入社員研修では、4カ月という長い期間の中でITの基礎知識を学ぶのはもちろんのこと、さまざまな課題を通して、「自ら考える、調べる、行動する、振り返る」という経験をたくさんしていただきます。研修中に挑戦して失敗し学ぶことが、必ず皆さんの今後の仕事に役立つと信じています。
入社してからまず初めに行う導入研修では、社会人としての姿勢へ切り替えるために「働く」とはどんなことかを考える機会としています。
先輩社員へのインタビューやディスカッションなどを通して、さまざまな価値観に触れることで、自分自身のなりたい姿を発見し今後どんな働き方をしていきたいか考えを深め、その後の仕事へスムーズに移行できることを目的としています。
どんなシステムをつくるか考える「設計」、システムそのものが動く場所や環境をつくる「構築」、システムに必要な機能をつくる「開発」など、システムづくりの基礎を広く学ぶことができる研修を用意しています。座学に加えてグループワークや演習などの実践形式もありますので、システムづくりを体験しながら学んでいくことができます。
社会人としてどのように日々の仕事から学び、どのように考えて行動するかということは、テキストを読んだり人から教わったりするだけでは身につくものではありません。この研修では、ビジネスマナーや特定のビジネススキルではなく、さまざまなワークを通じて経験したことから気づきや学びを得る研修です。
新入社員研修が終わり配属が決まると、実際に業務に携わりながら学ぶ「OJT(On the Job Training)研修」が始まります。仕事内容の指導は「トレーナー」、業務内容以外の相談ごとは「メンター」、それぞれ先輩社員が担当し配属後のあなたをサポートします。
年次に合わせて必要なスキルや考え方を学ぶことができる階層別研修を用意しているほか、すべての社員向けに「人としての成長」をテーマにした研修も実施しています。
「変化する世の中に対応するためには、企業もそこで働く社員も学び・成長し続けることが大切」だと考えられるようになった昨今。特定のスキルや知識を学ぶことはもちろん大切ですが、さまざまな人の考え方や価値観を知ったり、ディスカッションを通して自分にはなかった新たな視点を見つけたりする機会もまた、人としての成長の芽となるのではないかという想いを込めて実施しています。
キャリアプランに合った教育を会社負担で受けられる「教育費」は、なんと社員1人当たり年間7万円! さらに、資格取得のお祝い金や書籍の購入補助もあり、社員の成長をサポートする制度が充実しています。
その他にも、キャリアアップのために自分の所属する部署や上司に知られずに希望する部署への異動を交渉できるフリーエージェント制度もあり、あなたの「やってみたい」という気持ちを会社としても応援します。
東京都品川区にある緑の木々に囲まれた本社。
就活生の皆さんの中には、「最近IT企業に興味を持ったばかりなので、IT企業のインターンシップなどに参加したことがない」、「プログラミング未経験なのでどんな仕事をするのか想像ができない」と不安に思う方もいらっしゃると思いますが、ご安心ください! 私たちは入社後にご自身がどんなふうに働くのかイメージを持っていただきたいと考えているので、働き方に関するさまざまな疑問にお答えします。
SIer企業のパートナーとしてシステム開発を行う場合は、お客さま先であるSIer企業に勤務することもあります。企業さまによってオフィスの場所はさまざまですが、ほとんどが東京近郊です。
それ以外の社員は基本的には在宅勤務です。プロジェクトや担当する仕事によっては、当社の本社オフィス(東京都品川区)で勤務することもあります。当社は東京の本社オフィス以外に、福岡や名古屋にもオフィスがありますが、本人が希望しない転勤は基本的にはありませんのでご安心ください。
一口にエンジニアといっても、職種や担当するプロジェクト、役職によって仕事内容は多岐にわたり、日によってやることが違ってきます。そのため、ここでは当社の社員の仕事を五つに分類してご紹介いたします。
自分に割り振られた作業を行います。若手社員の仕事内容の多くは、この作業になります。
<若手社員の担当作業の一例>
若手社員のうちは上記の作業を担当することがほとんどですが、経験を積むと、上流工程(システムの実現手段や実装方法を考える「設計」、考えた内容を「設計書」や「仕様書」にまとめる作業)も担当するようになります。
打ち合わせは、自社の社員だけで行う「社内打ち合わせ」と、お客さまや協力会社などと行う「社外打ち合わせ」の2種類があります。若手社員のうちは社内打ち合わせがほとんどですが、議事録をとったり、勉強のために社外打ち合わせに参加することもあります。
以前は、対面での打ち合わせがほとんどでしたが、今ではオンラインミーティングが当たり前になっています。
<社内打ち合わせの一例>
<社外打ち合わせの一例>
勤務先以外の場所に出向いたり、必要なものを買いに行ったりすることもあります。
<出張の例>
オフィスの休憩コーナーや、建物内のコンビニや自販機で飲み物を買ったりして一休みすることもできます。職場によっては、ウォーターサーバーがあったり、コーヒーやお茶が飲めるように準備されているところもあります。
集中力を持続させ、効率よく仕事を進めるためにも、こまめにリフレッシュしています。もちろん、在宅勤務であっても同様です。
業務で必要なときは、情報収集のためにIT関係の展示会へ行ったり、本で勉強したり、外部のセミナーや勉強会に参加することもあります。
コアタイム(必ず勤務しないといけない時間)なしのフルフレックス制度を採用しており、ご自身のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。ただし、新入社員研修の期間は、基本的には定時(9:00~17:45)の時間に研修を受けていただきます。配属後には、配属先のルールに基づいてフレックス制度を利用することができます。
当社では社員全員に社用携帯を支給しており、全社員が使用できるチャットツールや社内SNSも用意しているため、スムーズな社内コミュニケーションが可能です。
また、隔月発行している社内報は2023年1月時点で288号の伝統があり、長年にわたって当社の歴史を紡いできました。以前は紙面で発行していましたが、現在はコロナ禍をきっかけにデジタル化しています。会社からのお知らせだけでなく、社員の近況を紹介するコーナーやアンケート企画など、さまざまな情報を発信することで社員のコミュニケーションのきっかけとなっています。
コロナ禍をきっかけに在宅勤務が急速に普及しましたが、まだまだ「働く場所=オフィス」というイメージをお持ちの方も多いと思います。そこで、当社で実際に在宅勤務をしている社員4名のデスク環境をご紹介します。
コード類を伏せ太のポーチに入れています!
手の届く範囲に色々置いてます!
子ども部屋を「仕事と勉強部屋」にしました!
お気に入りに囲まれて仕事しています!
当社は商社から始まり、製造業を経て、全く経験のなかったIT業界へいち早く参入し、時代の流れを常に見据えながら、チャレンジを続けてきました。90年を超える歴史の中で、積み重ねた信頼と実績により数多くの事業を展開しています。
IT企業として、技術力はもちろん大切です。ただし、技術力しかなかったとしたら、私たちは今、存在していないでしょう。私たちが技術力よりも大切にしていることは、お客さまの言葉にできない潜在的な要求をくみ取り、それを満たす以上の提案を行うこと。それこそが、私たちのモットーとしている「お客さまの期待を超えるサービス」であり、私たちの存在意義だと考えています。
「お客さまの期待を超える」ために、次の三つのことを大切にしています。
「お客さまが潜在的に望まれていること」をくみ取るためには、お客さまの目線に立って、寄り添い、共感しながら、一緒になって悩み、解決策を考えることが大切です。そして、お客さまと交わした約束事やミッションを必ず達成する強い意志や責任感を持つからこそ、「この人にお願いしたい」という信頼につながります。こうした何に対しても、真っ直ぐな心で向き合うことこそ、誠実であるといえます。
ただ言われたことだけをやる姿勢では、期待を超えることはできません。自分の役割を自覚し、言われたことだけでなくその半歩先まで自ら考えて行動する力が、期待を超えることにつながります。
IT業界は個人のスキルが重視されるイメージがあるかもしれませんが、私たちが創業当初から変わらず目指しているのは、社員を家族のように大事に思う経営です。だからこそ、そこで働く社員一人ひとりもお互いを思いやりながら、それぞれの価値観や個性を尊重し、信頼関係を築くことを大切にしています。社員同士が信頼で結ばれていることが、お客さまへのより良いサービスの基盤となると信じています。
これらの三つを一言でいうと「人間力」です。
技術だけでなく、人間としても共に成長していきたい。そう思ってくださる方をお待ちしております。
当時あなたと同じように就職活動をしていた先輩社員たちに、当時のことや今のことを聞いてみました。これからの就職活動や、入社後のことをイメージするのにお役立ていただければ幸いです。
目次
せっかくご縁があって入社してもらったのだから、「この会社で長く働きたい」と思ってもらえるような環境や制度づくりに取り組んでいます。
働く環境も時代に合わせた変化が必要です。そのために、社員の声を聞きながら日々改善に取り組んでいます。
当社が今現在用意している、福利厚生や各種制度をご紹介いたします。
フルフレックス制度 | コアタイム(※)無しのフレックス制度を利用することができます。5:00~22:00の間をフレキシブルタイムとしています。ご自身のライフスタイル(育児や介護、趣味など)に合わせて働く時間を選ぶことで、あなたに合ったワークライフバランスを実現することができます ※必ず勤務していなければいけない時間 |
在宅勤務 | 職場環境として在宅勤務が可能な場合、社員が希望すれば在宅勤務が可能です。社員一人ひとりが自律して仕事を進めているため、在宅勤務でも出社しているのと同じように仕事ができています |
時短勤務 | 育休復帰後、6時間の時短勤務制度を利用することができます |
年間休日 | 123日あります。1年のうちおよそ1/3は休日です |
有給休暇 | 初年度は10日から始まり、最大で年に20日付与されます。 会社としても有給の取得推奨日の設定や、取得率をチェックして取得を促すようにしており、年間5日以上の有給取得率は100%です。 夏休みや年末年始に1週間以上連休を取得する社員も少なくありません |
10種類以上の休暇 | 有給休暇以外にも褒賞休暇や慶弔休暇、創立記念日、子の看護や介護休暇など、10種類以上の休暇を用意しています |
住宅手当 | 若い人ほど手当額が高めに設定されているので、初めての一人暮らしという方でも安心です |
通勤手当 | 通勤定期券の実費を、4万5000円/月を上限に支給します |
資格手当 | 対象資格は180種類以上!あなたのスキルアップを応援します |
家族手当 | 結婚や出産などで扶養する家族ができたとき、1人目は2万円(配偶者の場合)、2人目以降は6000円を支給します |
出産による子育てや家族の介護が必要となった場合、男女問わず休むことができます。また、条件を満たすと、雇用保険から育児休業給付金や介護休業給付金が支給されます。
毎月の給料から一定額が自動で天引きされ、積み立てて貯金をすることができる「財形貯蓄制度」を用意しています。積み立てたお金の使い道に制限がない「一般財形」や、住宅資金のための貯蓄である「住宅財形」、老後資金づくりを目的とした「年金財形」の3つの制度があります。
財形貯蓄額の2%を会社が奨励金として給付します。毎月30,000円だと600円、1年間で7,200円にもなるため、銀行に預けるよりも断然お得です。
社員とその配偶者が受ける健康診断の受診費用を補助します。また、35歳以上になると5年に一度受診できる日帰り人間ドックの費用も補助しています。また、こころの健康の維持のために社内外の相談窓口の活用や、産業医に相談することもできます。 従業員とその家族の健康を守ることは、社長の池野さんも特に気にかけていることです。
ライフイベントに合わせたお祝い金 | 結婚や出産、小・中学校への入学などのライフイベント時には、給付金が支給されます |
被災時の休暇と見舞金 | 自然災害により住宅が被害を受けた場合、被害の程度に合わせて休暇および災害見舞金が支給されます |
健康保険組合を通じて、保養所や一部のスポーツクラブ、ディズニーリゾートなどのレジャー施設をお得に利用することができます。
退職金制度として企業型確定拠出年金があります。この制度は、社員自身が安心して老後に備えることを目的に2022年より導入しました。
2020年1月にハイアットリージェンシー東京で行われた新年社員懇話会の様子
当社は「人の和(輪)」を大切にしており、社員同士の交流やコミュニケーションも重視しています。それは業務以外の部分でも同様です。
1月には新年社員懇話会、5月はボウリング大会、7月はスポーツ大会…などと、さまざまなイベントが開催されています。また、全社イベントのほかに、部門ごとのレクリエーションや勉強会、部活動も開催されています。
イベントへの参加はもちろん任意です。当たり前のことではありますが、プライベートな時間を大切にしたいという気持ちも尊重しています。
※新型コロナ感染防止の観点から、現在はイベントの開催を休止またはオンラインでの開催にしております。今後については、行政の方針に基づいて当社においても安全面を考慮し、開催可否や開催方法を検討してまいります。
毎年秋に行われるBBQ。2019年は233人が参加しました
全社イベントの運営は、社員によって行われています。各部門の代表者が集まって意見を出し合い、年間イベントの企画・運営などの取りまとめまで、全てを行っています。
イベントに参加しても、参加費はかかりません。また社員の家族も参加することができるので、イベントはたくさんの社員とその家族が集まり、多いときには参加者が200名を超えることも。年間を通して次のようなイベントが行われています。
<1年間に開催される全社イベント>
新年社員懇話会では豪華賞品が当たるビンゴ大会も開催!
マイボウルやマイグローブで気合たっぷりの人も
室内で行われたスポーツ大会は、子ども~大人まで参加しやすい種目で開催されます
年末恒例のもちつきは本社中庭で行われます
全社イベントのほか、各部門がレクリエーションの開催に使える予算を用意しております。部門内のメンバーの交流ができる内容であれば、内容は自由に決めることができ、それぞれ創意工夫を凝らしたレクリエーションを企画しています。2019年にはレクリエーションが24回開催され、延べ452人が参加しました。
<2019年に行われたレクリエーション>
急速に変化する世の中に対応していくためには、特定のスキルや知識だけでなく「人間としての成長」も必要と考えられるようになった昨今。そのためには、自分とは違う世界の人たちと出会い、関わり合い、さまざまな価値観を知ることが大切です。
「寺子屋」は、日々の業務や部門を超えて、お互いから相互に学び合うための新しい「場」として生まれました。今現在世の中で起きていることや、新たな取り組み、自己の成長のための少し難しい理論など、さまざまなテーマで自分の考えを話したり、相手の考えを聞いたり、対話をします。この「対話」を繰り返すことで学びを深め、視座を上げることを目的としています。
元々は当社の関連施設で開催していましたが、現在は新型コロナ感染防止の観点から、オンラインで開催しています。
部門や年代に関係なく、社員の取り組みを発表する場「テクノ・ライブ」を開催しています。テクノ・ライブは、「全社のことが見える場」をつくり、参加者が「自分たちは何がしたいか」を考えるきっかけをつくることが目的です。社員であれば誰でも自由に参加することができ、相互の学びを深めたり、ノウハウ活用の輪が広がっていく機会になっています。
会社の中に部活動をつくることもできます。一定のルールはありますが、会社の部活動と認められると、活動への補助を受けることができます。
当社のさまざまなデータをまとめてみました!
創業1930年
創業から90年以上!
463人
2023年2月現在!
39歳
一番多いのは30代!
男性4:女性1
女性社員も年々増えています!
文系8:理系2
文系出身者も活躍中!
新卒3:中途2
新卒も中途も隔たりなし!
95%
構築・運用50%、開発45%!
約4カ月
IT未経験でも安心の研修!
123日
1年の1/3は休み!
50%
出社も在宅もどっちもあり!
15時間/月
IT業界平均の19.2時間/月より少なめ!※1
100%
年休の取得推奨日もあって取りやすい環境!
97%
今現在育休中で復帰予定者含みます。ママさんも活躍中です!
8名
過去5年の人数です。継続的に取得を推奨しています!
100%
社用ケータイとしてiPhoneを全社員に支給!
※1 出典 『2020 年版 情報サービス産業 基本統計調査』https://www.jisa.or.jp/Portals/0/report/basic2020.pdf
「ITエンジニア・年間所定外労働時間」より算出
公共系 80%
官公庁、自治体、交通や電力などを手がけています!
9万人
ゆるいつぶやきが人気です!
最大 260人
社員の家族も参加したBBQは過去最大人数!
通信部品の商社だったころの当社の社屋
当社は創業当初からIT企業だったわけではなく、1930年の創業時点では、通信部品を扱う商社でした。創業者である池野信平が興した商社であることから「信興商会」と名付けられました。
その後、お客さまの「こんな商品が欲しい」という要望に応えるため、1947年に製造業へと転換し、社名を「信興製作所」に改称。その後、高度経済成長を迎え、社会が急速に発展していくのに対応するため、コンピューターの運用事業へと参入します。
その後、ITサービス業として多角化し、1991年には社名を信興製作所から「信興テクノミスト」へ改称。「テクノミスト」とは、科学技術を表す「テクノロジー」と経済人を表す「エコノミスト」の合成語で、「技術を通じ経営に役立つ企業」を願って名付けられました。「信興」の名はなくして「テクノミスト」だけにしようかという議論もありましたが、創業者の想いを引き継いでいくためにも伝統である「信興」の社名を残し、「信興テクノミスト」に決定したのです。
通信部品の商社に始まり、製造業、ITサービス業へ。時代に合わせて形は変わりましたが、1930年の創業当時から変わらずに受け継がれてきたものがあります。
それは、心を込めて真剣に仕事を行う「誠実さ」と、時代が求める「技術に挑戦する心」。そして、「人の和」や「社員の幸せ」を大切にし、お客さまからも信頼されることで豊かな社会創りに貢献していくこと。
創業当初から受け継がれてきたこの「想い」は決して変えることなく、これからも歩み続けます。
「IT企業であるからには、まず技術力」なんてことは考えていません。技術力は入社してから身に付けられるようにしっかり研修を用意しています。
私たちが重視しているのは技術力ではなく「人間力」。具体的には、次の3つです。
当社は、お客さまを大切にすることと同じように社員を大切にしています。お客さまを大切にするのは社員、そして社員を大切にするのもまた社員です。だから当社は、「大切にされたい人」ではなく、お客さまのことも仲間である社員のことも「大切にできる人」を募集しています。
自分が困っているとき、頼んだこと以上に真剣に考え、解決策を考えてくれる人がいたら、うれしい気持ちになりますよね。
私たちが考える「人を大切にできる人」は、言われたことだけでなく、相手の気持ちに寄り添って、一緒になって悩み、解決策を考える。そんな主体的な姿勢を持った人だと考えています。
いろいろお伝えしましたが、つまり、私たちが求めているのは、「誠実」であり、「自律」でき、「人の和(輪)」を重んじる人です。
INTERVIEW 01
入社して間もないころはどんなことをやりますか?
2019年入社 武本さん/システムエンジニア
出身学科:教育学科
私は、配属から入社3年目まで、官公庁のお仕事に関わるプロジェクトに携わっていました。いわゆるプログラマーのようなお仕事ではなく、要件定義やお問い合わせ対応など、お客さまと開発チームの橋渡しのような役割でした。
こんな私ですが、正直にいえば、元々IT業界には興味すら持っていませんでした(笑)。
当社に入社を決めた一番の理由は、「人の和」の理念に共感できたこと。さらに最終面接まで一貫して私の価値観を大切にくみ取ろうとしてくれる姿勢といった、会社としての魅力に引かれたことでした。
就職活動中、何となくIT企業は「一人で黙々とパソコンに向き合う仕事」のようなイメージがあり、人と関わりながら仕事がしたいと思っていた私には合わないかなと敬遠していました。
IT業界を目指す学生さんの中には、私と同じようなイメージを持っている人や「文系でも大丈夫?」と心配に思っている人が多いと思います。
結論からいうと……全然大丈夫です!
その理由は、この業界の仕事はチームで行うことが大半だからです。文系や理系、ひいては学生時代にIT知識を身につけたかどうかに関わらず、まずは「人として必要な力」が大切(重要)であると思います。
例えばメールを作成した後、「この文章で伝わるかな?誤字脱字は無いかな?」と送る相手を思い、読み返す気になれるかだけでも違うと思うんです。こうした「当たり前のことを、当たり前にできること」が仕事をする上でとても大切だと感じています。
文系からIT業界に入ったからといって、それまで勉強してきたことがゼロになることはありません。実際、私は教育学科の出身ですが、会議の司会進行を務める時に大学時代の経験が大いに生きていると感じています。
勉強以外にも、アルバイトや部活動の経験が、業務や人間関係の構築に生きることもあります。もちろん入社後に手厚い研修がありますし、配属後も希望すれば外部の研修を受講しに行くこともできますので大丈夫ですよ!
当時は、チーム内では私が一番年下でしたが、私に任せていただいた仕事もありましたし、もし分からないことがあればいつでもサポートしてもらえる、そんな成長の実感と頼もしさのある環境です。
最近では、チームをけん引することを求められるほか、後輩育成も行う立場になりました。この立場になって、就活生の皆さんの中には、研修の先に待つ、現場での教育に不安を感じる方もいるかもしれないな、と思うようになりました。
IT未経験(さらには元々興味もなし)だった私でも、現場での教育を受け、人に教えられるレベルになれました。それも、研修に負けないくらい温かいご指導をいただいたので、皆さんもきっと大丈夫です! もちろん、ただ分からないからと受け身になるのではなく、自分から学ぶ姿勢があることが重要だとは思います。というよりも、まずはそれさえあれば! やる気のある若者のことはみんな大好きなので、ご安心を!(笑)
INTERVIEW 02
ITエンジニアの面白さってどこですか?
2015年入社 八木 宏己さん/開発エンジニア
出身学科:経営学科
当社では、お客さまからの依頼を受けてシステムをつくる、という仕事が多くを占めます。この場合「何をつくるか」は、依頼主である「お客さま」が決めていくことがほとんどで、ITエンジニアの仕事は「どうつくるか」を考えることになります。
私は製品開発に興味があったので、自社製品を開発するチームへの配属を希望し、そこで当社の「動線見える化ツール」に携わってきました。この製品開発の仕事では「何をつくるか」というところから、自分たちで考えることになります。
世の中にたくさんある製品から当社の製品を選んでいただくには、思いつきや自分がこうしたい! で何をつくるのかを考えるのではなく、お客さまの悩みや相談など、あらゆることを「知る」ことがとても大切です。
「何をつくる」をお客さまか決める場合と比べて、答えを探すのが難しいとも感じますが、開発メンバーそれぞれの意見も多く反映されるため「モノづくりをしている」という実感がとても大きく、エンジニアとしてのやりがいや面白さを感じられます。
直接業務とは関係ないのですが、プログラム開発や技術向上のための勉強をする部活を、社内で自ら立ち上げました。ここでの開発は、仕事ではなくあくまでも趣味なので、それぞれのペースで自由に好きなことが勉強できます。みんなが楽しんで学べることが一番ですからね。
私は趣味で電子工作をやっているので、その部活ではロボットをつくっていました。今のご時世的にこの活動も難しい状況ですが、部署や年齢を問わず交流できる場になっていたと思います。
自分の成長のために心がけていることは、先輩の働きぶりを参考にして年齢、経験、立場といった観点から「自分にはどのような成果を求められているか」を考えること。その成果ラインをもとに、常に自分が成長するための目標を立てています。
後輩に対しても、何かの分野のスペシャリストになってもらえるよう、仕事を任せるようにしています。そうすることで、より責任感をもって仕事に携わることができると思っているからです。
ITの技術は日進月歩。つまり成長にも終わりがありません。仕事や趣味を通じて、どんどん成長していき、ITという武器を使ってお客さまの悩みを解決していけることも、「エンジニアとしての面白さ」の一つだと思います。
INTERVIEW 03
常に成長するには何が必要ですか?
2017年入社 佐藤さん/ Webエンジニア・ライター
出身学科:フードビジネス学科
私は、Webサイトを制作する「フロントエンドエンジニア」と、Webサイトや社内報に掲載する文章を書いたり校正したりする「ライター」、この二つの仕事をしながら働いています。Webサイトの制作では、大まかには情報設計、ライティング、デザイン、開発・構築という工程があるのですが、このうちライティングと開発・構築が私の担当です。(このサイトも私がつくっています!)
私が所属するチームは少人数のため、一人ひとりが自分の役割を持ち、役職や年齢など関係なく、それぞれが責任を持って仕事をしていくことが求められる環境です。
こうした環境から、技術的なことやライティングに関する部分は、「自分がリーダーとして責任を持ってやっていくんだ」という自覚を持つことができ、誰かに教えられるのを待つのではなく「自分が先駆者となって学ぼう」という成長への意欲につながっています。
そしてもう一つ。私が日ごろから心がけているものがあります。それは、自然と勉強が進むような行動を習慣化していくことです。
新入社員の頃は、わざわざ時間を設けて勉強することが多かったのですが、業務が忙しかったり、体調が万全でなかったりすると、どうしても気力が湧かず、勉強が止まってしまうことも多々ありました。やっぱり人間誰しも、やる気の出ない日ってありますよね(笑)。
でもそうした気持ちに左右されてばかりいては、いつまでたっても勉強は進みません。だから頑張る気力が湧かない日でも、勉強に向かえるような「小さな習慣」をつくるようにしています。
例えば、昼休みは技術に関する記事を読む、電車移動の間は本を読む、SNSで技術系やライティング系のアカウントをフォローしておく、興味をもったコミュニティーや勉強会に参加してみるなどなど。一つひとつは小さなことでも、これらが習慣化されていくと、いつの間にか新しい知識が身についていくんです。
もちろんこうした自分の努力だけでなく、当社には学びたいという意欲に対してそれを後押ししてくれるような環境があります。例えば希望する外部の研修には、会社が費用を出してくれますし、社内で実施される研修では人間的な成長につながるようなものもあります。
成長するために必要なこと……私の場合は「責任の自覚」と「習慣化」です。もちろんこれは私の例であって、与えられた環境や経験によって「成長に必要なこと」は、一人ひとり違ってきます。
入社してからでも、きっと見つかりますので、今は気にしなくても大丈夫だと思いますよ!
INTERVIEW 04
入社して10年たつとどうなっていますか?
2012年入社 杉田 一幸さん/開発エンジニア
出身学科:建築科
私は入社して10年目で、管理職になりました。同期を含め、同年代の中では早めの出世。「年功序列がない」と聞いてはいましたが、本当なんだなと思いました(笑)。私自身、管理職になることを目指していたので、「こうなりたい」に向けて積極的に行動してきた結果、今につながっているのだと実感しています。
入社してこれまでの間に、公共系の仕事でシステム開発の基礎を学び、その後は自社製品の開発も経験しました。その自社製品がきっかけとなり、大手自動車製造会社さまへ1年間在籍して一緒に仕事をする、つまり「出向」を経験しました。
出向していたころは、「お客さま」と「システムを提供する会社」との間に入り、工場に導入するシステムの仕様やスケジュールの調整をしていました。お客さまと近い距離で仕事をすることで、現場で働く方がどのようなポイントに重きをおいて仕事をしているかを知ることができたのが一番大きい収穫でした。
また、民間企業のお客さまということもあり「1回現場で動かしてみて、使いにくいところは直そう」という文化の下、まずはトライしてみようという感じでスピード感を重視されていました。公共系の仕事とは全く違った文化を経験したことで「まず実践してみる。その結果を見て改善していく」という提案ができるようになりました。
そして今現在は、プログラマーとして開発の仕事をすることもあれば、お客さまからの仕事の相談を受けたり、仕事の依頼に対して費用を見積もって提案したりと、やりたかったことがいろいろできるようになりました。
開発するシステムの全体像をまとめ、それをチーム内に展開するというマネジャーの立場としてプロジェクトを管理することもあります。今は、基本的にリモートワークですが、朝会や定例ミーティングなどを通して、仕事の進み具合を聞いたり、雑談をしたりして、「メンバーと常に情報を共有するコミュニケーション」を心がけています。
入社したころは自分の仕事だけで手一杯でしたが、入社して10年たった今は、自分だけじゃなくてチームメンバーのこともしっかり見られる余裕ができました。
チームメンバーの得意不得意、どのような仕事を楽しいと感じるかなどを把握して、可能な限りそれに合う仕事を割り当てる。さらに、出向経験で得たスピード感を生かして、自ら積極的に営業活動を行うことができるように成長しました。
10年でここまで成長できたこと、入社当時の私が知ったらびっくりすると思います(笑)。
INTERVIEW 05
結婚しても働きやすい環境ですか?
2013年入社 斉藤 桃子さん/構築エンジニア
出身学科:学校教育課程 教科教育コース
私が就活していた時、選考を通して当社のあたたかい雰囲気や、働いている先輩方や人事の人柄が伝わってきて「この会社だったらまた来たい」と思ったのを覚えています。
最終的には、この会社で働いている自分の姿がしっかりイメージできたので「この会社しかない!」という自分のインスピレーションを信じて入社を決めました。
とはいえ、自分が家庭を持って子どもを育てながら働く姿は、想像したことがありませんでした。だから実際にそうした環境に直面した時、不安がなかったわけではありません。
仕事とのバランスを取りつつも、やっぱり子どもが小さい今は特に家庭を大事にしたい。出産と1年間の育児休業を終え復帰した直後は、仕事中も子どものことばかり考えている時間がありました(笑)。
それでも時短勤務やフレックス制度のおかげで、保育園の急なお迎えやイベントごとにも対応できています。制度だけでなく、今もチームのメンバーにはたくさんお世話になっています。育児中の私でも仕事がしやすいように、業務内容を考慮してもらったり、メンバーとのコミュニケーションがとりやすいように環境を整えてもらったり。本当にありがたいです。
選考を通して感じていた「人柄のあたたかさ」は、今もそのまま感じています。私と同じように子どもを育てながら仕事を続けているママエンジニアが、他にもたくさんいることも励みであり、安心材料でもありますね。
子どもを育てながら働く生活に慣れてきた今は、平日の家事は適当に済ませて無理をしないといった割り切りも、自分がストレスをためずに生活する上でとても大事だと思っています。そして、それを許してくれる家族にも感謝ですね。
将来的には、私がお世話になった分以上に「メンバーをフォローできる存在になって恩返ししたいな」と思っています。特に、産休・育休、介護などで長期休暇が必要となり、仕事を復帰することに不安を抱える人の助けになれるよう、まずは私が仕事とプライベートのバランスをとりながら、実績を残せるように頑張っていきたいです。